関西チーム座談会

放課後支援事業の関西への拡大に携わっているチームメンバーにお話を伺いました。

【目次】

プロフィール

お二人が携わる学習メンタープログラムとは

「斜めの関係」を通じた放課後学習支援

生徒が自習室の活用法を身に付けて行く

今後の展望

チームの雰囲気について

一日の業務スケジュール

プロフィール

横尾美香さん|学習デザイン領域 放課後支援部門 関西チーム(写真左)
入社年月:2021年9月  
職種:プログラムディレクター(PD)

山本絢加さん|学習デザイン領域 放課後支援部門 関西チーム(写真右)
入社年月:2022年10月  
職種:HR・営業企画

お二人が携わる「学習メンタープログラム」とは

私立の中学校・高校を中心に導入している、放課後学習の場を生み出す年200日程度実施するプログラムです。
”学習メンター”による日常の学びのサポートはもちろん、各教科の学びや勉強の進め方などのワークショップ、大学での学びの共有や体験談を通してキャリアを考えるイベントなど、生徒一人ひとりの主体的な学びに繋がる機会を学校と共に年間を通して創出し続けます。
現在は全国約60校・関西エリア10校超と提携。
導入校の運営のほか、新規導入校の営業も実施。企業パートナー、大学研究機関とも開発を進めており、規模拡大中のサービスです。

「斜めの関係」を通じた放課後学習支援

――入社してから現在までのお仕事内容を教えてください

横尾さん:入社当初は所属している放課後支援部門の関西拠点が立ち上がったばかりで、これから本格的に学習メンタープログラムを導入開始していくフェーズだったので、そこに向けての準備やその学習メンターの採用といった0→1の部分に関わっていました。 現在はプログラムディレクターとして、学校や先生が抱えている課題をヒアリングし、それに合わせた施策やイベントを組むなど、各学校に合わせたプログラムの企画・運営をしています。

山本さん:私は関西拠点が本格的に立ち上がってから1年後の入社だったため、学校の先生方から信頼を得てプログラムを継続利用してもらうためには何をすれば良いかというのをプログラムディレクターとして試行錯誤していました。現在はプログラムディレクターに加えて学習メンターとなる大学生の採用・育成に携わっています。勉強を教えるだけでなく学習法や進路について語れる人、生徒の話を傾聴できるような質の高い学習メンターを派遣することに力を入れています。 また、学校がサービス導入を検討する際にトモノカイを選んでいただけるような営業企画やコンテンツの発信、プログラムを運営している学校でのイベント運営なども行っています。

「斜めの関係」イメージ図

――トモノカイ入社の経緯を教えてください。

横尾さん:私は大学時代に教育関連のNPOでボランティアをしていて、そこで先生や親のような縦の関係でも、同級生のような横の関係でもない、一歩先を行く大学生との「斜めの関係性」だからこそ、生徒に主体的な学びや将来への可能性を広げるきっかけを与えられることにやりがいを感じて、大学卒業後に教育関連の会社へ就職しました。 その後転職活動をする際、私は関西がすごく好きなので、同じ教育業界かつ関西の教育に携わるという軸で新たな転職先を探していました。そこでトモノカイが関西拠点立ち上げの求人募集をしているのを知りました。会社のホームページを見たら大学時代NPOで取り組んでいた「斜めの関係性」へのアプローチを事業として行っていることを知って、すごく共感できる部分がありました。そしてこの事業を関西でも自分が創ってけることにとてもやりがいを感じて、入社を決めました。

山本さん:私は学習メンタープログラムのサービス対象が学生であることに魅力を感じました。新卒の就職活動では、人や社会に影響を与える仕事がしたいとは思っていましたが、具体的にどのような人にどのような影響を与えたいかがまだ定まっていなかったため、顧客の年齢層が幅広いIT系の会社に営業として就職しました。そこで働く中で、自分で考えて、価値があるものを生み出したいと思うようになり、次にWEBマーケティングの会社に転職しました。その会社ではシニア世代をターゲットにした商品を販売していましたが、私は誰かの趣味になるようなものを届けるというよりは、これからの社会を作っていく学生に関わる仕事をしたいと思うようになりました。その学生達が社会に貢献してくれることで、間接的により多くの人に影響を与えることができ、それが自分のやりがいになると考えたからです。 また、選考を通して会社の誠実さや学びへの姿勢に共感したため入社を決めました。

生徒が主体的な勉強法を身に付けて行く自習室

――プログラムを導入して感じた生徒の変化はありますか?

横尾さん:初めは何となく訪れてみた自習室で学習メンターから模試の結果のフィードバックを貰って勉強法が変わった結果、成績が上がってモチベーションが上がる姿は印象的でした。 学習メンターが生徒の伴走者となることで、「あの学習メンターさんに褒められたいから頑張ろう」という良い循環が生まれるようです。生徒が主体的に自習を進めるようになる姿を目の当たりにしたり、そういった話を聞くと嬉しいですし、やりがいを感じます。

山本さん:学習メンターが自習室を訪れる動機になっているというのは私も感じます。先生からは「自習室の概念が変わった。生徒が楽しく勉強していて驚いた。もともと自習室はテスト前の時期だけ賑わっていたり受験を控えた生徒が訪れていたが、中学一年生から継続的に自習室に来てくれる子が増えた」とのお声をいただきました。また、学習メンターからは秋冬になると生徒の質問の質が上がる、という声もあがっています。初めは何を質問していいか分からないところから、学習メンターと重点を絞ったやり取りを繰り返すことで、質問したいポイントが定まってきます。そうするとだんだん家で勉強してきて自習室は質問をしに来る場所に変わっていきます。また、生徒も慣れてくると特定の教科が得意な学習メンターがいる日を狙って計画的に質問しに来るなど、上手く自習室を活用してくれるようになってきます。

今後の展望

――最後に、お二人の今後の目標を教えてください。

横尾さん:学習メンタープログラムを学校のやっている一つの取り組みとしてではなく、学校の魅力そのものにしたいです。また、学習メンターが生徒の主体的な学びを引き出す環境を「新しい教育の形」としてどんどん広げていきたいなと思っています。

山本さん:自習室を通じて主体的な考え方を身に着けた生徒さんが一人でも増えるように、勉強を教える塾とはまた違う、学習メンターがいる放課後の魅力を伝えていくということをこれからも続けていきたいと思っています。そしていつか、「放課後といえばトモノカイ!」と言ってもらえるようになれば嬉しいです。

チームの雰囲気について

――関西チームはどのような雰囲気ですか?

横尾さん:話すことが好きな人が多いので賑やかです。出張で関東に行くこともあるのですが、関西チームが来ると賑やかだと言われます。普段は在宅ワークや担当校に直行・直帰で直接会わない日も多いので、バーチャルオフィスを使って通話をつなぐなど工夫してコミュニケーションを取っています。

山本さん:人数が少ないからこそ連携がしっかりとれます。また横尾さんをはじめ質問しやすい雰囲気を作ってくださっているのを感じます。

一日の業務スケジュール

――お二人のとある一日の業務スケジュールを教えていただきました。

横尾さん~学校訪問のある日~

山本さん~在宅の日~

◇ ◇ ◇